わからないけど、あたしなりに力になれる事があるんじゃないかって…。



「もう俺に関わんな。
俺に口出しするな」



何でそんな事言うのよ…。



「恭のバカっ!!
もう知らないもんっ!!」



少しくらい頼ってもいいじゃん?



「今の恭は変だよ。
あたしはそんな恭は嫌い。
……大っ嫌い!!」



本当は言うつもりなかったけど、何も考えずに口走っていた。



あたしは自分の家の部屋に戻ると、枕に顔を埋めて泣いた。



恭介が深く追い詰められてるって実感したのは、泣き終わった後だった。



あたしは恭介をさらに苦しめたんだ。