結局、俺は世界一になって何がやりたかったんだろう。



世界一は融通がきくって言った社長は嘘だったのか?



世界一が堅苦しいって思うような事が、今まであったんだろうか。



辛抱強さが俺にはないのかもしれないと最近思うようになった。



雨宮祥也は自分を認めてもらう為、周りからのプレッシャーに耐えたって思う。



周りからのプレッシャーがどれくらいかなんて想像でしかわからないけど、


多分…俺が想像するのより計り知れない。



“君なら雨宮祥也を越えられる”



そう言われ続けたけど、



無理かもしれない。



雨宮陽斗の言うとおりだ。