最近ピリピリとはしてたけど、そんな事なんて思わなかった。



「無理する癖のある子だから、琉莉ちゃん見張っててね」

「はい…」



タマさんに言われた事を、後々後悔するのは、

まだ先のこと……



「恭介君、後は自分で選んでね。
色違いとかもあるから、その時は言って」



タマさんは他のお客さんの所に行った。



「結構良いヤツあるじゃん」



そう言って恭介はさらに厳選していく。



最終的に選んだのは3着。



「これは俺が買うから。
プレゼントな」

「ありがとっ!!」

「飯行こっか」

「うんっ!!」



普通の高校生のようなデートとか出来ないけど、

やっぱり一緒にいれればいいって思うの。