あたしが声の不調が出たあの時から、Lightのスケジュールは少し軽めになった。



春休みの今、学生のあたし達には毎日仕事してた方が後々の為になるのに、わざわざ休みを作ってくれた。



あたしがみんなに迷惑かけてる…。



「恭君は時差ぼけ大丈夫?」

「少しだけ…」

「ごめんね~。
琉莉起こしてもらって」

「大丈夫ですよ」

「そう? ゆっくりしていってね」



ママはそう言ってリビングを出て行った。



「あ、そうだ琉莉」

「ん?」

「付き合おっか」

「へぇ~……、……は?」

「カレカノの仲になるか?
それともならねぇ?」



ちょっ…!?