■episode39:琉莉■




君がいる生活と、


君がいない生活は



天と地ほどの差がある。




そう感じられるのは、やっぱり君を見られるからで……。



心の奥底から、思いが溢れ出る。




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「起きろ~!!」

「んぅ…」

「飯だぞ」

「ん……、ん?」



いっきに目が覚めた。



「…えっ!?」

「おはよ、琉莉」

「き、ききょ…恭っ!!」



何であたしの部屋っ!?



「早く着替えて来い」



軽く頭を撫でられた…。



恭介……本物だ…。