《10時発日本行き………》



「もう時間だね」

「はい…」

「僕と恭介君はずっとパートナーだからね」

「はいっ」

「じゃあ……」



固い握手を交わした。




飛行機の中で考えたのは、今までの事とこれからの事。



日本のモデル業界がどうなってるのか。



世界一の俺を受け入れてくれるのか。



不安もたくさんある。




長いフライトの中で思いを架せた。




「日本…に…帰って来た……」



故郷、日本。



またこの地に立てた。



報道陣とかはいなかったけど、



俺を出迎えてくれた奴がいた。