ジョンはアメリカでの初めての友達だった。



シャナは女友達って言えるぐらい、良い奴だった。



「恭介っ……」

「シャナ、大丈夫だって。
恭介、こっちこそ俺達が日本に行ったらよろしくな」

「もちろん」

「俺達、ずっと友達だからな!!」

「あぁ」



ジョン達とはまた会える気がする。



それもそんなに長く先の未来じゃなくて……。



「また、な」

「あぁ、また」



送別会が終わった後、ジョンとは簡単な言葉を交わしてわかれた。



友達だから、それだけでいいと思った。



また、って言葉は実際あやふやかも知れないけど、

それでも信じられるんだ。