送別会は、俺が想像してたよりも規模がデカかった。



「シャナが学園長に頼んで、会場使わせてもらった。
恭介の主役は恭介だから、思いっきり楽しめよ」

「わかってるっつーの」


クリスマスパーティー並の人数に、豪華なご馳走。



こんなのいくら先生でも無理だろ。



「最後に恭介のスピーチが予定されてっから、それまでに帰るなよ」

「はいはい…」



ジョンは俺が毎日仕事って知ってるからか、この後も仕事って思ってるみたいだ。



「大丈夫だって、ジョン。
先に帰ったりしねぇょ。」



学校の奴等には世話になったものだ。



今ではキングだったのも懐かしい。