この先輩、化粧濃いし、香水臭いし、 俺のタイプではない。 たった1回だけの関係だったはずなのに…。 何でヤってしまったんだろう。 今更だけど……。 それからの憂鬱な日々。 「恭介ー!!」 「きょ、う、す、け~!!」 「一緒に帰ろ~!!」 俺が学校にいる日は必ずと言っていいほど、あの女はやって来る。 いい加減ウザい。 この先輩は余り快く思われてない。 なんせ見た目が…。 「恭介も大変だな」 「人事みたいに言うなよ奏太…」 たまたま俺のクラスに来ていた奏太。