「かーなたっ!!」 「……琉莉か」 「あたしで悪い?」 「別に~」 「てか最近奏太早いね?」 「ん~…目覚めんだよ。 何かの前触れだったりして?」 ちょっ…!! 縁起が悪い事言わないでよ!! こっちまで不安になるじゃん……。 「あ、そういや……」 舜哉が何か言おうとした時、それをチャイムが邪魔した。 もうっ、聴けなかった…。 仕方無く教室に入り、席に着いた。 今の席後ろだから楽なんだよね~ 一番前が奏太ってのも面白いけど。 そう思ってると、担任が入ってきた。