だから頑張った。 今まで築き上げたLightの地位を下げたくない。 darkangelには越されたくない。 多分意地だと思う。 「レコーディング、いけそうか?」 「うん、奏太は?」 「バッチリ」 レコーディングでは、羽月さんのチェックが厳しかった。 こんなに厳しいの? って思うぐらい。 泣きそうにもなったけど、恭介が……。 恭介が聴いてそうな気がして……。 「よくやったよ、琉莉ちゃん」 「っ…はい!!」 厳しかったけど、褒めてくれる。 それが嬉しい。