ジョンは喋り出すと止まらない事がわかった。



「恭介の幼馴染みの曲を聴いたのよ。
透き通ってて良かったわ」

「へー、シャナが人を褒めるなんて珍しい」

「失礼なっ!!」



知らず知らずの内に、この双子の漫才が始まる。



クラスの奴等はこの2人を見たさに集まって来る。



「はぁぁぁあん?
よく言うわね、あんたはあたしの後ろでギター弾いてるだけなのに」

「ギターナメんなよ!!
それがなきゃ歌えねぇのはシャナだろ!!」

「歌えないって誤解を招くような発言しないでよ!!」

「じゃ歌えんのか?」

「歌えるわよ!!」



誰か止めてくれぇ~…。