「あれ?
恭介、帰るの」

「あぁ。仕事に行く」



俺は仕事と学業を両立する為に、この学校を選んだんだ。



「恭介って仕事してんの?」

「あ、言ってなかったっけ?俺はモデル。
モデルの仕事する為にアメリカに来たんだ」

「いやいや、聞いて無いから!!
もしかして事務所って、日本人が社長の所?」

「そうだけど?」

「すげぇ!!」



そんなに凄い事なのか?



あの社長のドジっぷりを見たら、そうは思わなくなるけど……。



まぁ実績がある社長ではある。



「恭介はカッコいいし、モデルにスカウトされない訳がないよ。
ジョンと違ってね」