「恭介~、席こっち」 「あ、ジョン!! 抜け駆けずるい!!」 「うわっ、ビックリさせんなシャナ!!」 シャナと呼ばれた女の子。 ん…? 似てる…。 「ジョン、もしかして…」 「俺とシャナは双子な」 「やっぱり」 通りで目元が似てるわけだ。 「恭介~」 「ジョンは置いて、こっち来いよ」 学校初日の俺だけど、友達が出来た。 みんな和気あいあいとしている奴ばっかりで、面白い。 日本じゃ学校で、人と話す事は少なかったから、意外と新鮮。 ――こうして俺の新たな学校生活が始まった。