ねぇ、恭介。 あたし達も頑張るからね? 「それでは、改めまして、Light諸君。 この度、総合プロデューサーになった羽月大吾です」 ――新たな始まりだ。 「琉莉ちゃん、話がある」 「あ…はい…」 羽月さんに呼ばれたのは、今後の話し合いが終わった後。 何なんだろう…。 「率直に言う。 琉莉ちゃんは何の為に歌っている」 「っ……」 言葉に詰まる。 何の為にって言われても…。 あたしはただ…。 「…す、好きな人の隣りに立ちたいから…」 恭介の隣りに立ちたいから歌うんだ。