学園祭も終わり、秋と冬の間に挟まれた今日この頃。



朝晩は寒く、昼間は微妙に残暑が残るこの季節。



昼寝にはポカポカ陽気で、最高なんだもん!!



「もー、先生もセコいんだから」



あたしを追い掛けていた鬼教師を引き離し、歩みを止めた。



「最近、仕事が多いから、疲れてるんだもん…」



なーんて、弱音を吐いてみる。



「恭は何してんだろ…」



あっ!!あっちは今、夜か!!



あ~…そっか…。



「…………」



何か…寂しいな…。



恭介がいない日々が、こんなに寂しいものだなんて、



思いもしなかった。