この契約に意味はあるのかと不信に思いながらも、インクのついた手を紙に押し付けた。




「はいはい、これで『僕』と『恭介君』の2人の契約成立」

「2人の…ですか?」

「そうそう。
これは2人の契約。
僕が必ず恭介君、君を世界一にしてみせると言う契約」



この人…凄い事言ってる…。



自分に自信がありすぎる…。



「恭介君、世界一になろうね。
誰にも抜けないような世界一に。
モデル人生が終わって、伝説のモデルと言われるような世界一に」

「はい」

「ではこれからよろしく」

「よろしくお願いします」




この時、俺はとんでもない契約をしたんだ。