「よ、よかったぁ~…」



緊張の糸が切れて、足に力が入らない…。



「こんな歌詞を書くなんて、琉莉も成長したな」



あたし…褒められた…。



「この歌詞じゃ、曲も凄いヤツを用意しなきゃだな」

「大丈夫です、ディレクター。
既に奏太達が作っています」

「さすが涼平君」



あたしの夢が歌になる。



日本中のみんなに知れ渡る。



アメリカにも…行くかな…。



さすがにアメリカに渡るには、もっと有名にならなきゃいけないよね。



でも、恭介に聞いてほしい。



今度…



恭介の事、歌詞に書いてみようかな…。