「この歌詞は、どういう気持ちで書いたの?」 「えっ……」 「君の気持ちを知りたくてね」 どういう気持ちって言われても……。 「――…あたしは……。 あたしはただ率直な気持ちを書きました。 …幼い頃からずっと隣りに立ちたいと思ってた。 あたしが憧れていた、尊い夢です」 あれ……? あたし変な事、言ったかな? 「琉莉ちゃん……」 「は、はい…」 「素晴らしいよ!!」 「は? え…」 えぇぇぇえ~!! 「琉莉、良い歌詞だよ」 「り、涼平……」 良い歌詞だったの…?