親友の証っつーのかな?



俺達にはその証があるのかもしれない。



「俺、1年以上アメリカ行く。
世界一を目指す。
その間、琉莉を頼むな?」

「任せろって」

「恭介も、頑張れよ」

「あぁ」



こう話してると、壁とか溝が崩れて行く。



幼馴染みって、こんなものなんかな?



「世界一になったら、お祝いに歌、作ってやるよ」

「その代わり、約束してたPV、ちゃんと出ろよ」

「もちろんさ」



青空の下、俺達は約束した。



「恭介っ!!」

「奏太…?」

「頑張れよっ…」



俺は、こいつらの幼馴染みで良かった。