「………」



屋上に出る為のドアの前。



このドアを開ければ、あいつらがいる。



正直、めっちゃ不安。



琉莉みたいに簡単に受け止めて貰えないかもしれない。



相談しなかった事を怒鳴られるかもしれない。




「………よし」



でも、俺の意志は変わらないんだ。




「…恭介………」



青空の下、風がなびく。



フェンスの近くにいる3人の元に歩いて行った。



「遅ぇぞ」



奏太……。



「はぁ、待ちくたびれた」



涼平……。



「まぁまぁ~」



舜哉……。