変わったのは 恭介じゃ無かったんだね。 変わったのは………… ……あたし。 ごめんね、恭介。 ずっとわからなくて、 ごめんね……。 恭介の気持ちを知らず、 あたし達は恭介を1人ぼっちにさせてたんだね。 "絶対"なんて言葉。 言っちゃ駄目なんだね…。 その"絶対"が、恭介を苦しめた。 あたし達の関係は、絶対、変わらないものだと。 いつか、本当に絶対と言えるまであたしは……。 ――事件はこの夜に起こった。