「琉莉、昼休みおかしかっただろ?」

「…あぁ」

「あの後保健室行ったんだ」

「どこか悪かったのか?」

「……泣いたんだよ」



泣い…た…?


琉莉が?



「何で……」

「よくわかんねぇけど、お前のファンに何か言われたんだろ」

「俺のファン…」



知ってはいた。



幼馴染みである琉莉の事をよく思わないファンがいる事は。



表だった行動は何もしてこなかったし、琉莉から変化も見られなかったし…。



違ってたのか?



「はっきり言う。
琉莉はお前絡みで泣いたんだよ」

「っ…!!」



俺絡み…。