自信。 それがあたしにあれば、どれだけ楽なんだろう。 自信がないから、あたしは消極的になるんだ。 自分に自信を持たなきゃ…。 「先生ー、愛川琉莉いる?」 「愛川さんはそっちのベッドよ」 ん…? 奏太…? 「よー琉莉、元気か?」 「やっぱ奏太だ…。 授業は?」 「馬鹿言え。 チャイム鳴ったし、休み時間だし」 「あ……」 気付かなかった…。 そんなに時間経ったんだ。 「6時間目は出ないの?」 「面倒くせー。 琉莉も出ないんだろ」 「ん…」 今勉強する気になれない。