俺の親は弁護士と検事。 凄い仕事だとは思う。 尊敬するし、何より人の為に頑張ってる。 仕事が忙しい俺だけど、そんな親を見て来たから自分の仕事に対して頑張れる。 俺の写真1つで、人が喜んでくれるように。 「恭介、急がないと遅刻するよ?」 「ん?あぁ…」 仕事が休みの時には学校に行かなきゃ、単位がヤバくなる。 「琉莉は?仕事じゃねぇの?」 「今日は休み。昨日頑張ったもん」 マンションの10階の隣りの家に住む幼馴染みの愛川琉莉。 若者に人気の歌手。 琉莉は俺にとって妹みたいな存在だ。