結局、女の人は用事があるからと行って、お店を出て行った。



台風みたいな人だな。




「ね、奏太ってああいうのがタイプなんだ」

「違う。
今日はたまたまアイツを拾っただけ。
俺にタイプとかねぇよ」

「ふーん……」



まぁ気にしないでおこう。



「ケーキ食べないの?」

「食べる。
つーか琉莉、お前何個目?」

「6個…かな?
まだ入るもん」

「食い過ぎ…。
太って涼平に怒られても知らないからな」

「いいもん!!」



いつも仕事忙しいんだから、休みの日ぐらいあたしだって満喫したい。



よーし。



まだ食べるぞー!!