仕事から帰ってきたばっかりの父さんに肩もめって…。



父さんは父さんで、言われた通りしてるし…。



尻に敷かれすぎだっつーの!!



「あ~そこそこ。
うぅっ~気持ちぃ~」



駄目だ。



俺、父さんみたいにはなりたくない。



尻に敷かれるのはごめんだ!!



「あ、恭介も肩凝ってるか?」

「俺はいいよ…。
父さんの方が疲れてるだろうし」



父さんは優し過ぎるんだ。



だから母さんの事だって簡単に許してしまう。



そーいや、父さんが弱音吐いた姿を見た事ない。



母さんの口からは愚痴ばっかりだけど。