「ま、あたしには関係ねぇけど」



関係ねぇのかよ!!



俺はこの母親に振り回されてばっかりだ。



「それより恭介、あんたも忙しいわね。
こんなにスケジュール詰まってるし」

「勝手に見るな!!」

「へぇ…雑誌に取材まであるじゃない。
ほら返すわよ」



困った母親だ。



この母親からよく俺みたいなのが生まれたな。



「ただいま~」

「おかえりー。
今日早かったわね~」

「仕事が早く片付いたからね。
恭介も早かったな」

「まぁな」

「恭介はいいからさ、早く肩もんで~」

「はいはい」

「…………」



なんだよこれ……。