恭介の家のドアの前に立って呼吸を落ち着かせる。 部屋着だけどいいかな? 髪の毛跳ねてないよね? 「ふぅ~…」 大丈夫。 いつもの通りに…… 「あら、琉莉ちゃん? どうかしたの?」 「……あっ、おばさん!!」 「久し振りね琉莉ちゃん。 恭介に用でしょ?」 「あ…はい」 美人でスーツが似合うカッコいい女性。 検事をしてる、恭介のお母さん。 いつみてもたくましいなぁ~…。 うちのママとは大違いだ。 「ただいま~。 恭介ー、いるの~?」 お、おばさんっ!?