「でも…どうしよっ…。
アイディアない…」

「さぁしるか。
俺もう帰るから」

「あ~っ、恭介の薄情者!!」

「薄情者じゃねーし。
琉莉の仕事だろ?」

「ぶぅ…」



だいたい俺に何かを求めんな。



音楽はあんまり得意じゃねぇんだよ。



「恭君帰るの?
なら、惣菜持って行っていいわよ」

「あ~助かります」

「いいのよ~」



タッパに詰められた惣菜を持った。



「恭、約束忘れちゃ駄目だよ」

「はいはい、わかってるって」

「待ち合わせとかなら後でメールしてね?」

「あぁ…」

「約束だからね!!」




約束…か……。