もちろん、出されたお粥は全部完食した。 だって恭介が作ってくれたんだもん。 大好きな人に作ってもらうと、嬉しいよね。 「こいつ病人とは思えねぇ~…」 「えへへっ。 寝たらだいぶよくなったし。元気だもん!!」 それに…… 「ん? どーかしたか?」 「ううんっ」 恭介の顔見れたから…。 夏休み、互いに仕事忙しくて会えなかったしね。 「あ、琉莉。 課題終わらせた?」 「え゙……」 課題っすか…… 「やってねーな。 仕事忙しいんなら、早めに終わらせろよ」 「ゔうっ……」