料理するのが好きなママは、たくさん食べる人が大好き。



パパもたくさん食べるしね。



「ママ~お粥は~…」

「ほら、熱いから気を付けなさい」

「は~い」



風邪ひいた時は必ず作ってくれる、ママ特製のお粥。



とっても美味しいの。



「ん…?」



視線を感じる。



「何よー、絶対やらないからね恭」

「いらねぇよ。
つーか旨い?」

「ん? …美味しいよ?」



でも何で恭介がそんな事聞くのよ…。



「琉莉気付かないの?
そのお粥、恭君が作ったのよ」

「…………」



恭介が作った…?

お粥を…?