スイッチ

「今、帰ったぞ」返事はない。仕方なく予備で持っていた鍵を挿す。
もしかすると、部屋に入っていきなり脅かす気なのかもしれない。
今日は私の特別な日なのだから。
何があっても驚かぬ様、心の準備と髪を整えリビングのドアノブを捻る。
「う、うん!今、帰ったぞ!」
しばらく待つが、明かりは点かない。
仕方なく自分で点ける。