そこにいたのは見覚えのない同じ学校の男子生徒だった。




「誰。」




髪はあきらかに染めたであろう茶色。


顔は美形だけど私好みじゃない。



と言うか男は嫌い。




『ん?俺?』




「いやあなたしかいないじゃない。で、誰?」




『えっと転校生とでも言っておくわ。じゃ。』





こんな夏に転校生?




不思議に思ったが聞かずに学校に入った。