唯は唯一あたしの家族が芸能一家だって知っている人物。 あたしが心を本当に許してるのも唯だけだしね。 「いいょ♪」 唯はあたしのことをかなり分かってくれている。 だからあたしが今日落ち込んでいるのを察してくれていいょと言ってくれたのだろう。 ありがとね唯。 あたしたちはカラオケに行った。 「で、奏斗くんとなんかあったの?」 気づいたかもしれないけど唯には奏斗と付き合ってることは言ってある。 「……まぁ…ね………」 曖昧な言葉で返したあたしに質問攻めにして来る唯。