あたしが最低なやつだと知ったら達也はどうする?

好きだといったら達也はあたしに近づかなくなるの?


そんなことを思っている毎日だった。



「お前はそれでいいのかよ」

優によく言われていた。


気持ちを言ったところで気まずくなるだけなのになぜ言えと優は言うの?



しかしある日突然、

「春ー話聞いてくれぃ」

またノロケかとあたしは思いながらも

「いいよー」

と言っていた。


それが達也を壊したんだ。


いつも通りあたしの部屋でソファーに座りながら話していた。

「おれ…雪乃と別れた!」

えっ!?

「なんで!?」

二人ともが仲良しだったのをあたしはなんども見た。

だからこそめちゃめちゃ驚いた。