「だって飯作ってるときだって上の空じゃん」 まぁそうだったかもしれないけど 「それとこれとじゃ違うじゃん」 「一緒だよ。だって『達也』(タツヤ)の時と一緒」 あたしは『達也』の名前を聞いた瞬間あせった。 優もこの言葉をいつも言わないようにしてくれたのについいってしまったようで焦りながら 「…ごめん!春!!」 あたしは優が何を言っていても、反応できなかった。 だって、一番聞きたくない言葉だったんだもん。 そう、あれは 中学生の時のこと…