カーテンをあけると太陽が雲一つない空にあった。
よかった。泣いてなくて

わたしは朝ご飯をたべてからすぐに家をでた。
「いってきまーす!!」

学校までは歩いて15分ぐらい。
結構有名な私立中学なんだけど、よくわたしはいれたな…

「はるなちゃーんっ!!」
後ろから大きな声と、足音がきこえる…誰?
「おはよん」
後ろには優君がいる。しかも汗びっしょり
「どうしたの?走ってきたの?」
かれはゼイゼイいってうなずいた。
「前の方にはるなちゃんがいるのがみえたから走ってきた」
「よく見えたね!」
「うん。視力だけは自信がありますっ」
なんて話しながら学校まで一緒にいった。


学校につくと、優君が急に走りだした。
「ごめん!今日日直だったから先にいくね。」
わたしの学校では日直になるといろいろ仕事をしなければいけない。
「あっうん。がんばってね」


「はるぅー!おはよっ」
いつものようにあやが話かけてきた。
「おはよ。なんかいつもよりテンション高いね」
「うん!あのね、はるが初めて男の子と歩いてるのみたからちょっとうれしくて♪」
優君とあるいてたらかな…
「ねえねえ、あれってうちのクラスの森田優って人だよね??」
「そうだよ」
「まぢで!あの人めちゃめちゃ人気なんだよ!」
そうなんだ…そういえばまともに顔もみてないや
「でね、他校に彼女もいるらしいよ!しかもめっちゃ美人なんだって」
「そうなんだ…」
急に元気がなくなった…
なんでだろう。こんなにもやもやするの始めて…
「もしかしてはる、ヤキモチ焼いてる?」
ヤキモチ?そんなわけないよ。だって昨日初めて話したばっかりだし。
「やっ焼いてないよ!」