ん?と思った数秒後、ばりばりというかごろごろというか地響きのようなあの低い大嫌いな音が響いた。びくっ。つい肩が震えた。コイツは見逃さない。そういう奴なのよ、全く。にやり、と嬉しそうに微笑んで怖いの?と酒で少し赤くなった顔でこちらを覗きこむ。 「…っちょっとね」 ぴかっ、ごろごろー びくんっ。 さっきよりも大きな音に、もう会話どころではない。