side-蓮

どうしよう・・・。

龍斗が怖いわけじゃないのにあの人に捕まれた手を持たれただけで拒否しちゃった・・・。

龍斗が悪いわけじゃないのに・・・っ
あたしの馬鹿っ!

しばらく龍斗と会ってないし・・・。
今から龍斗のとこ行こうかな・・・?

コンコン

窓から音がした。
窓からは・・・絶対龍斗。

「今あけるね・・・」

ガラガラ

「よぉ・・・。久しぶりだな」

1番愛しい人の声。

「龍斗・・・っ会いたか・・・っ・・・た・・・」

「俺もだよ・・・。でもさ、俺らちょっと距離おかねぇ?」

え・・・
どうして?
あたしが拒否っちゃったから?

「なんでぇ・・・?あたしもう大丈夫だからあ・・・っ」

「俺はお前をあんな風にさせた自分が許せないから。」

「なんでよーっ!龍斗のせいじゃないじゃん!あたしはそんなことより龍斗といれないのがいやー・・・っ」

「だめなんだ。俺が許せないから・・・。ちょっとだけ距離おかせて?」

どうしてえ?
ねぇ神様。
あたし何か悪いことしましたか?