姫とあいつと婚約者

バラバラバラバラバラバラバラッ


帰りは
ヘリで。



そして、私はヘリの中で寝てしまった。

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あ、愛純、寝た。
そして、頭に手を触れた途端に、連は言った。

「愛純に触んなバーカ。」

睨み付けてきた。

「俺は、別にお前と仲良くする気はない。」

「は?俺もだよ。」

沈黙。

「俺、お前等の婚約なんて認めねーから。てか、結婚させるかよ!愛純と。」

連がそっぽを向いた。

「あっそ。」

「正直ショックだったよ。愛純が・・・他の奴のもんになることなんて。でも、まだお前のものになったなんて決まってねえから、諦めねえよ。俺は、昔からずっと、愛純が好きだった。」

と連。
愛純の傍で全く躊躇せずにペラペラと愛純が好きだと言う。

「だけどー・・・お前は、何?本当に愛純が好きなわけ?もし、本気じゃねーなら、婚約解消しろ。どうなんだよ?」

・・・。