「・・・ねぇ蒼?」
「ん?」
ちょっと不機嫌。
この言葉は火に油を注ぐかな?
「あの、えと、確かに、蒼もすごいよ。あたしの中では完璧な人だと思ってる。誰よりも一番だと思ってる。他の人なんて、比べ物にならないと思ってるよ・・・でもね?連は、甘く見ない方が・・・いいよ。って言っても、蒼には、頑張って欲しいから・・・。」
・・・無言
「だ、だからね!さっきの・・・リレーでも・・・負けても・・・あたしはすごいと思ってるよ。かっこ悪くなんか全然無い。・・・すっごく、格好良かったよ・・・。」
すると
振り返って私の頭をポンポンと叩いた。
「俺は、負けねえ。絶対1位は俺、2位は愛純。お前も一ノ瀬に負けんなよ。あと・・・ありがと。それでも、俺・・・勝たないと、意味ないから。」
と、ハハっと笑った。
「うん、あたしも頑張るね。」
それから、閉会式が終わり
体育祭も幕を閉じた。


