「あのね、愛純のために行くの。もっともっと強くなって護衛としての力を上げて、称号を得て・・・一生、愛純の専属護衛になる!愛純と会った時からの僕の使命。」

そう言って続けた。

「宮内家に仕える者の条件って言うのが代々昔からあるのを知っているよね?護衛としての最高ランクを持つ者が仕えることができるって。ね?」

まだ小さかったはずの連。
そう思うとすごいと思う。

小さい頃から、自分の身はいつ滅ぶか分からないというのに・・・
護衛なんて・・・止めてもいいのに。
拘らなくていいのに?私を守ろうとするの?

「愛純が僕を助けてくれたから、次は僕の番だよ。僕の人生は全て、愛純のものにあるから。」









でもね?









「私のためなのならばどこにも行かないでっ・・・・!」