「・・・ハハッ、もう聞いたんだ?」

と笑顔を見せる。
何で、あたしと別れることは、悲しくないの?

「連は、あたしと離れちゃうこと、嫌じゃないの?」

すると、すぐに答えた。

「嫌だよ。他の人になんか愛純を任せられない。でもね、聞いて?ちゃんと戻ってくるから。」

「すぐに?本当?」

「うん、すぐに。本当。」

「うん。本当。だから、安心して。すぐ戻ってくる。約束するから。ね?」

指きり拳万した。
でも、そんなことで納得するあたしじゃなかった。

「でも、嫌だ。行かないで!」

勇気を振り絞って言った。

「ごめんね。それは出来ないんだ。・・・戻ってきたらずっと一緒に居てあげられるし、守ってあげられる。」

「やだやだやだっ!行かないで!」

行かないで行かないでっ!
とうとう泣き出してしまうあたし。

ちょっと困った顔して蒼は答えた。