バタンッ
「どうぞ。」
そう言うのは私の身の回りをお世話してくれる
笠井さん。
私が小さいときから一緒。
「ありがと。」
「ありがとうございます。」
バタンッ
笠井さんが車のドアを閉めた。
「城坂様、宮内様、おはようございます!」
と、学園の生徒。
ここは私立一ノ瀬学園
まあ、一言で言えばあきれた金持ち学校?ってとこ。
こんな差別的な学校、他にはない。
一人ひとりランクがある。
S A B C
Sランクは
財産、知識、学力、運動神経、外見etc.....
全てがパーフェクトとされているの者のことを言う。
他にはマナーや性格なんてものも採点基準とされている。
人間としての要素をMAXレベルまで達している者
つまり眉目秀麗、才色兼備が集まる階級。
私と蒼が属している階級、クラス。


