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ガコン
-下駄箱にて-
「ねーねー、愛純。やっぱ蒼ちゃんはすごいねー!選抜とかイコール学年1ってことだよね♪いや、蒼ちゃんなら学園1ということもありえるかもね。」
自分の靴を取り出しているときに梨乃がやってきた。
ガコン
梨乃も自分の靴を下駄箱から取り出した。
「まー、そうだね。」
「というかいっつも思っうんだけど、Sクラスになんて他のクラスは勝ち目無いよね。だってさ、Sクラスは何にしてもトップが集まってるところだよ?運動だって諸基準だしさあ。」
「あ、でも忘れてたけどハンデありじゃない?毎年。」
「忘れてたー!別に毎回毎回ハンデあっても無くても結果は一緒じゃない?」
「うん、第一体育祭はSクラスの力をお披露目してるだけみたいでなんか嫌だなー。」
「でも、だからといって他のクラスを混合させて同じ力にするっていうこともできないしね。あ、蒼ちゃんきたみたいだよ!じゃーねー!」
「ちょ、梨乃!」
梨乃は走って先に帰ってしまった。
「あ。」
と蒼が私に気がついた。


