「愛純!何やってんだ!あ・・・お父様、ごめんなさい。」

といって私の腕を引いた。
そしたら

「蒼、今までごめんな。小さい頃から悲しい思いをさせてしまって・・・。」

「え?」

と、蒼は状況をわかっていない感じ。

「キャッチボールをしよう。」

「えっと・・・?いいんですか?」

「ああ、あの砂浜でキャッチボールをしよう。」

「ありがとうございます!でも、何故・・・?」

蒼はもしかして・・・という顔で私を睨んだ。まるで余計なことを言ったな!というように・・・怖・・・

「愛純さんが、教えてくれたんだ。よかったな、蒼。こんなに蒼を見てくれる人がいて。
愛純さん、これからも蒼をよろしくお願いします。」

頭を下げた蒼のお父さん。

「え、あの、そんな!顔を上げてください!」

「こちらこそ、愛純をよろしくお願いします。」

と私のお父さんとお母さん。
そして、明日蒼はお父さんと砂浜でキャッチボールをすることになった。
楽しめるといいね。





─────部屋