姫とあいつと婚約者

辺りは静かで、人も歩いていない。
博之さんにこんなわがまま言わなきゃよかった、と後悔をした。



どうしよう、
どうしよう。



こんなときでさえ、「連」と心の中で唱える。





連、
助けて





怖いよ...................。






恐怖の予感が的中したのか、私のよこで車が止まった。




危ない、逃げなきゃ。







そう思っても足が動かない。




何で?