姫とあいつと婚約者



「もぉ、私を独りにしないって...................言ったのに.................。」



















とぼとぼと長い廊下を歩く。






「愛純様...............。」





博之さんが私の名前を呼び、カバンを渡す。





「ありがと。」





受け取って、外に出た。




「愛純様、車の用意ができました。」


「いい。私、歩いていく。」

「それはなりませんっ、ただでさえ今は水嶋 連がいない───────。」



ハっとした博之さん。



「失礼致しました。」