「うん...............まだ、蒼とは..............。ごめん、梨乃、ちょっと1人で考えさせてもらっていいかな...........?」

「ごめんね、こんなときに。梨乃、何もできなくてごめんね。」

「そんなことないよ..............ありがとう、じゃあね。」



梨乃と会話を終えた後、ベッドの上で静かに泣いた。


大好きだよって、やっと伝えられたと思ったのに。
やっと通じ合えたと思ったのに。

私を、また置いていくの?
「2度」も、今回は永遠に............?




どんどん溢れだして行く涙。
思い出して、ますます止まらない。



苦しい、


心臓を引き裂かれたようで。
体は縛られたように動けなくて。





そして必死に、名前を呼んだ。
二度と帰らぬ人間の名前を。







ねぇ、連
最期にあなたは、何を想ったの?